景観を保ちながら維持する

 文化財に指定され、歴史的建造物、景観的建造物として町並みを保持することを

 期待された家。この地域屈指の魚問屋を営むことで維持できていた家を維持するには

 どんな方法があるのだろうか?

 このまちには空家、空地にになった古民家も少なくない。

 全国で課題になっている空家の問題は、このまちの課題でもある。





 には、この家を活用して


  ・人口減少、超高齢化

  ・空家の増加

  など、全国のまちと同じ課題をかかえています。


 将来「納屋七」と「この界隈:旧下魚屋町」はどうなるでしょうか?

 空家や空地がさらに多くなるのでしょうか?

 町屋の景観は、なくなるのでしょうか?

 暮らす人たちは、どのようなまちになって欲しいと考えるのでしょうか?

 

 彦根市の深刻な問題 ⇒ 人口 2015年をピークに減少へ

     1980年 ~ 2040年  (グラフをクリックで拡大)   1980年 ~ 2040年

 人口ピラミッド2015年        人口ピラミッド2040年   (グラフをクリックで拡大)

25年後 彦根市の働き手は半分程度に!

 働き手が半分程度にり、税収が大きく減少すると予想されます。

 一方、高齢者の割合が増え、福祉・介護費用の増加が予想されます。

 社会が成り立つのか心配です。

「納屋七」から25年後のまちを考える

  幸い彦根市は、彦根城という全国的にもブランド力ある資産があります。

 また、地方の活性化に、観光産業の発展が期待されています。

   「観光振興」に役立てるために

    ・町屋の景観の保持と活用(古民家・町屋の景観を保持しながらの活用)

    ・古民家・町屋の宿泊施設としての活用(滞在型の宿泊者増、滞在型の観光)


   子育て・育児の支援をする人たちなどが利用を始めておられます。

     ママカフェおしゃべり広場、和みのヨーガ(老若男女どなたでも)

     産後ママの不安解消・片付けセミナー、ハンドメイド雑貨販売

   テレワーク、サテライトオフィス、観光のに役立つ仕事づくり、観光へのIT活用、

   この場所では、上記のような利用方法に挑戦することができます。

  この家で町屋や古民家のさまざまな活用方法を検討し、実験し、うまく行った所をこのまちの

  町屋や古民家に広げていければと考えています。

  このまちの広げていくにあたっては、町の皆さんの考えと一致するものでなければなりません。

  あせらず、時間をかけて合意できるところから一歩ずつ変わっていけばと思います。

  そのための検討や実験の場所にイノベーションオフィス「納屋七」がなれればと思います。

若者、ばか者、よそ者 イノベーションの担い手

   ・次の世界を作るのはいつも ”若者”。

   ・既成概念を壊す ”バカ者”。

   ・新しい風を吹き込む ”よそ者” 

戸所新太郎(昭和20年12月7日生まれ)

父の赴任地熊本生れ、小中高大と大阪で過ごし東京の通信機メーカーに就職。

オンラインバンキングシステムの開発に従事。

1980年、大津市でソフト開発会社を創業。35年。

彦根に住んだことはなく、彦根では「よそ者」です。

「若者」には当たりませんが、「バカ者」「よそ者」です。

この地に新しい風を吹き込むことができたらと思っています。


2015年5月5日

   戸所新太郎